「削る量を最小限にとどめること」を
大切にしています
当院では「早期発見」を第一に考えていますが、歯の表面の従来エナメル質と呼ばれていた「エナメルウエア」を取りすぎないことを大切にしています。
歯の治療の入り口として一番多い症状は、やはり「虫歯」です。
当院は、少しでもこの虫歯をそのままにしてしまわないよう、リラックスした空間で痛みの少ない治療をご提供しています。
こちらのページでは、虫歯(症状名・お悩み)の内容についてご紹介しています。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 何もしていないのに歯が痛む
- 歯がズキズキと激しく痛む
- なぜ虫歯になってしまうのか知りたい
- 虫歯の予防法を知りたい
- 冷たいものが歯にしみる
- 歯の表面が黒くなっているのが気になる
虫歯の特徴・原因
虫歯は初期の頃は、ほとんど自覚症状がありません。
気づいたときには虫歯が進行してしまっていることが特徴です。
また、虫歯は子どもの歯と大人の歯の場合でも、進行の仕方に違いがあります。
虫歯の特徴
●虫歯の症状
次のような症状が気になることがあれば、虫歯の可能性があります。
・奥歯の溝の部分が黒く見える
・冷たい、熱い食べ物や飲み物で歯がしみる
・フロスを通すと引っかかる
・硬いものを食べると痛みがある
・何もしなくてもズキズキと痛む
・歯に穴が開いている
・歯が白く濁ったような色をしている
●虫歯の特徴
虫歯は初期の段階だと、ほとんど自覚症状が無いことが特徴です。
多くの方が一生に一度はかかる疾患で、初期の虫歯を除いて放置していても自然に治ることはありません。
ゆっくりと進行し、気づいたときには痛みをともないます。
虫歯は子どもだけでなく、大人もよく発症する疾患で日本人が歯を失う二大原因の1つです。
虫歯が発生しやすい部分は、歯ブラシの毛先が届きにくい「奥歯の溝の部分」「歯と歯ぐきの境目」「歯と歯の間」です。
また、高齢になると歯周病で歯ぐきが下がり歯の根っこの部分が露出することで、歯の根の虫歯にもなりやすくなります。
虫歯の原因になる3つの要因
虫歯は「ミュータンス菌(虫歯の原因菌)」「歯の質」「糖質」の3つの要素と「時間が」が重なったときに発生します。
虫歯はミュータンス菌などの虫歯の原因菌が、飲食物に含まれる糖質を取り込むことで「酸」を作りだし、時間の経過とともに歯の表面を溶かしてしまう疾患です。
●ミュータンス菌
ミュータンス菌は、虫歯の原因となる細菌です。
これらの細菌が、歯の表面に塊となって付着したものを歯垢(プラーク)と呼びます。
ミュータンス菌は、糖質から「酸」を作り出すことで歯質を溶かしてしまいます。
●歯の質
歯の質の強さは個人差があるため、虫歯になりやすい方もなかにはいらっしゃいます。
また、乳歯や生えてきたばかりの永久歯は、歯質がやわらかく虫歯になりやすいため特に注意が必要です。
●糖質
ミュータンス菌は糖質が大好物です。
食べ物や飲み物に含まれる糖質(砂糖)は、ミュータンス菌が酸を作るときのエサとなります。
甘いものが好きな方は、ダラダラと食べたり飲んだりせず、時間を決めて摂るようにしましょう。
大人と子どもの虫歯の違い
同じ歯でも、大人と子どもの虫歯の特徴は異なる部分が多くあります。
大人と子どもの虫歯の違いについて解説していきます。
●大人の虫歯の特徴
大人の虫歯は歯周病によって歯ぐきが下がることで、歯の根本が虫歯になりやすい特徴があります。
また、過去に一度治療したことがある歯も虫歯が再発するケースが多いです。
これは、詰め物と歯の間に段差ができやすいことにあります。
詰め物と歯の間に段差ができると、そこに細菌(プラーク)がたまり虫歯になってしまいます。
●子どもの虫歯の特徴
大人に比べて子どものほうが虫歯になりやすい傾向があります。
これは、乳歯(子どもの歯)が永久歯(大人の歯)よりも歯質が薄く弱いため、虫歯の進みが速くなってしまうからです。
また、奥歯の溝の部分や、歯と歯の間にも虫歯ができやすいため注意が必要です。
「子どもの歯は、生え変わるから虫歯になっても大丈夫」と思っていてはいけません。
乳歯には、後から生えてくる永久歯が正しく生えるためのガイドをする役割があります。
シーラント(奥歯の溝埋め)やフッ素塗布などで歯質を強くし、虫歯から大切なお子様の歯を守りましょう。
虫歯の進行状況
歯科では、虫歯の進行状況をC0~C4(シーオー~シーフォー)と呼びます。
英語で虫歯のことをカリエス(Caries)と呼びますが、その頭文字「C」をとったもので虫歯の進行段階を表します。
この数字が大きくなるにつれて、虫歯の状態が重くなります。
C0
(初期虫歯)
初期虫歯は、「CO」(シーオー)といいます。
要観察歯を表し、歯の表面が「脱灰」(だっかい)した状態を指します。
脱灰した歯はカルシウムなどが溶けだし、歯が白っぽく濁ったように見えることが特徴です。
歯の表面が溶け始めている状態ですが、黒く変色し歯に穴が開いている状態ではありません。
痛みなどの自覚症状はなく、適切なケアをしていれば歯の「再石灰化」の力によって健康な状態に戻すことができます。
この段階の場合は、再石灰化を促進するフッ素入りの歯磨き粉で歯を磨くことや、歯科医院でフッ素塗布をしてもらうことが効果的です。
C1
(エナメル質の虫歯)
歯の表面の一番硬い組織の部分を「エナメル質」と呼びます。
このエナメル質にできた虫歯が「C1」(シーワン)です。
初期虫歯とは異なり、歯に小さな穴が開いています。
エナメル質の下にある象牙質までは虫歯が達していないため、痛みやしみる感じはありません。
虫歯になってしまった部分だけを削るため、最小限の治療で済むことが多いです。
この段階の虫歯は、虫歯を削ったあとに白い詰め物をするだけで治療が完了することが多いため、C1のうちに治療を受けることが重要です。
C2
(象牙質の虫歯)
エナメル質の下の象牙質まで達した虫歯を「C2」(シーツー)と呼びます。
虫歯が本格的に進行し、歯の内部まで広がった状態です。
象牙質は、エナメル質よりもやわらかいため、この状態になると虫歯の進行が加速します。
痛みだけでなく、冷たいものや甘いものがしみるようになることが特徴です。
COやC1の虫歯とは異なり、治療が少し複雑になるため、麻酔が必要になる場合があります。
C3
(神経まで達した虫歯)
神経まで進んでしまった虫歯を「C3」(シースリー)と呼びます。
虫歯がエナメル質と象牙質を溶かし、神経にまで達してしまっているため、ズキズキと激しい痛みをともなうことが特徴です。
激しい痛みの他にも、冷たいもの・温かい飲食物がしみる、口臭がある、歯に大きな穴が開いているなどの自覚症状があります。
虫歯がこの状態まで進行してしまうと、麻酔をして根管治療(こんかんちりょう)が必要です。
根管治療は、「根の治療」や「神経を取る治療」などとも呼ばれています。
C4
(歯根まで達した虫歯)
虫歯によって歯がほとんど溶かされてしまい、最終的に歯の根っこだけが残った状態です。
この状態の虫歯を「C4」(シーフォー)と呼びます。
歯の神経が死んでしまっているため、痛みを感じません。
神経が細菌に感染すると、根っこの先に膿が溜まり、痛みや腫れ、強い口臭などの症状が出る場合があります。
治療できそうな歯質が残っていれば、根の治療をして被せ物の歯を作ることも可能ですが、根の治療をしても歯を残すことが難しい場合は、抜歯となることが多いです。
中沢歯科医院の
虫歯に対するアプローチ
歯をできる限り削らない治療
当院では、虫歯治療の際に「歯を削る量を最小限にとどめる」ことを大事にしています。
虫歯には浅い虫歯、深い虫歯がありますが、歯は一度削ってしまうと元の状態に戻ることはありません。
当院では歯の削り方や詰め物の接着剤にこだわり、可能な限り金属を使わず、1回の治療で終わることを第一選択肢としております。
削る前の麻酔も、表面麻酔や細い針の電動麻酔を使うことにより、痛みも最小限に抑えます。
また、デジタルレントゲンやCTで歯を撮影し、虫歯がエナメル質にとどまっていることが確認できるときは、むやみに歯を削らず、進行抑制(薬剤塗布)しながら経過をみていきます。
虫歯に対するセルフケア・予防
虫歯で歯が溶けてしまった部分は、治療をしても元には戻りません。
また、一度虫歯の治療をしても、お口の中が汚れたままだと虫歯が再発してしまう可能性もあります。
虫歯から大切な歯を守るためにも、毎日のセルフケアが非常に大切です。
丁寧なセルフケアで、虫歯を予防し、お口の健康を守りましょう。
虫歯になる前に予防することが大切
●毎日の丁寧な歯磨きを心がけましょう
虫歯は「奥歯の溝の部分」「歯と歯ぐきの境目」「歯と歯の間」によくみられます。
なぜなら、この3か所は歯ブラシの毛先が届きにくい部分になるからです。
ご自分で歯を磨くときは「奥歯の溝の部分」「歯と歯ぐきの境目」「歯と歯の間」を意識して丁寧に磨くようにしましょう。
特に、寝ている間はお口の中の細菌が増えるため、寝る前にきちんと歯を磨きましょう。
●フロスや歯間ブラシも使いましょう
歯ブラシの毛先だけでは、どうしても磨ききれない部分があります。
特に歯と歯の間は、隣同士の歯が接しているため、なかなか毛先が入っていきません。
そのため、歯と歯の間はフロスがおすすめです。
また、歯と歯の間に隙間があるという方は、隙間に合わせた歯間ブラシを選択するとよいです。
歯間ブラシは歯間だけでなく、ブリッジの隙間も磨くことができます。
よくある質問
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奥歯の溝の部分が黒くなっているところがあるのですが、これって虫歯でしょうか?
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実際にお口の中の状態を診察してみないとわかりませんが、歯に穴が開いていない状態であれば、着色しているだけの可能性が高いです。
着色は、コーヒーやワインなどの飲食物が原因で歯に色素が沈着します。
着色がついているだけであれば虫歯ではないため、様子をみていく形でも構いません。
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甘いものを食べると歯がしみます。
虫歯でしょうか? -
甘いものが歯にしみる場合は、虫歯や知覚過敏の可能性があります。
一度、歯科医院でお口の状態をみてもらうことをおすすめします。
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一度治療した銀歯がまた虫歯になることがあるというのは本当ですか?
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はい。
一度治療した歯でも虫歯になる可能性があります。
銀歯と歯の間のわずかな隙間に虫歯菌が入り込むと、そこから虫歯が広がり再発してしまうケースがあります。
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虫歯を予防するためには何をしたらいいですか?
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虫歯の原因はプラーク(歯垢)です。
そのため、プラークコントロールをしっかりと行いましょう。
毎日の歯磨きはもちろん、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることをおすすめします。
監修 Supervision
- 中澤 慶
■経歴
明海大学歯学部卒業
医療法人恒心会ハイマート歯科勤務を経て中沢歯科医院 品川区にて平成7年開業
■資格
日本歯科補綴学会会員
日本YAGレーザー学会会員
日本アンチエイジング歯科学会会員
診療案内
MEDICAL
歯の移植
一般歯科
当院では、まず来院しやすい環境を作り、本当の意味での信頼関係を作っていけるよう、よくお話を聞いていきます。
その上で、皆様の第一に治してほしいと思うところを、優先して治療します。そして、保険診療の範囲内でも美しい治療を目指しています。
審美歯科
当院は、審美歯科にも力を入れている歯科医院です。
院内に技工士が在中しているのも、強みの一つです。
見た目の美しさだけでなく、機能面も重視した治療をご提案します。
ホワイトニングやセラミックはもちろん、ラミネートべニアやバネの目立たない入れ歯まで幅広いメニューをご用意しております。
インプラント
インプラント治療が実用化されてから30余年、成功率98%以上の実績がある安全性の高い治療法です。
その確かな技術を、大学病院在籍のインプラントの専門医のもと、ストレスを与えない空間で受けていただけるのが当院の特徴です。
当院ではストローマンインプラントも取り扱っております。
小児歯科
当院には、4児のお子さんを持つ、現役子育て中の小児担当の歯科医師がおります。
保護者の方と同じ目線で、ご心配なことにお答えし、早期発見早期治療をモットーに、治療にあたってまいります。
お子様の成長過程に合わせた雰囲気を作り、無理のない治療を行いますので、安心してお越しください。
小児矯正
歯の矯正治療は正しい噛み合わせの土台づくりが大切なため、早い時期(歯の生え変わりが始めるころ)の治療・相談が大切です。
当院には、小児矯正担当のドクターが在籍しており、お子様の歯並びのご相談を随時受け付けております。
成人矯正歯科
成人矯正は、大人のための矯正治療です。
当院ではおもにマウスピース矯正を主軸に、ワイヤーも組み合わせるなど、さまざまな症例、ご希望に合わせてご提案しております。
きれいな歯並びを手に入れたいを思っている方は、何歳からでも遅くありまん。
ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
口腔外科
口腔外科は親知らずの抜歯から口腔がんまで、幅広い症状の外科的治療に対応する診療科目です。
当院では、大学病院の口腔外科に所属する口腔外科専門医が在籍しているため、CTによる画像診断も含め、的確な診断が可能です。
歯周病治療
歯周病は「予防」そして「早期発見・早期治療」が大切です。
当院では、歯周病の治療として、衛生士によるクリーニング、歯科医師によるレーザー治療も行っていますので、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
ご自宅でのケアもアドバイスいたします。
予防的メンテナンス
当院は、1995年に戸越銀座で開業して以来、地域密着型の歯科医院として老若男女多くの患者様を診察してまいりました。
歯のクリーニングやブラッシング指導などに力をいれることで、これからも変わらず皆様のお口の健康をサポートしていきます。
根管治療
当院では、根管治療を専門とする歯科医師(大学病院に在籍する歯内療法の専門医)がマイクロスコープを使用して歯の根の治療を行っています。
できる限り、患者様の歯の寿命をのばすような治療を心掛けています。
当院のご紹介
ABOUT US
中沢歯科医院
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東京都品川区戸越1-16-10
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